妊娠後骨粗しょう症
<妊娠後骨粗しょう症>
「骨粗しょう症」といえば、 お年寄りがなるという印象をお持ちの方も多いのではないかと
思います。 しかし、妊娠・出産においても骨粗しょう症が起きる可能性があるんです。
それを「妊娠後骨粗しょう症」
骨粗しょう症は簡単にいうと、 骨の密度が低く、
骨が弱くなっていて、骨折の危険性が増加する病気。 骨量が低いと脊椎(背骨)骨折を起こします。
骨折が起きると多発骨折(一つの骨だけではなくいくつかの骨の骨折) になりやすい
と言われています。
その原因には、 「カルシウムの問題」 「ビタミンD不足の問題」 があります。
【カルシウムの問題】
妊娠〜出産期にはママの骨からカルシウムが胎児や赤ちゃんに移行するために
ママのカルシウムが不足するとママ自身の骨を作る力が低下。
【ビタミンD不足の問題】
カルシウムが腸から吸収されるには、「運び屋」であるビタミンDが必要!
ビタミンDが不足するとカルシウムを骨に運べない。
<妊娠後骨粗しょう症の予防>
①カルシウム摂取:推奨量:妊娠中 1200mg / 授乳中 1000mg
例)・牛乳(コップ1杯200cc):カルシウム220mg
・ヨーグルト(1パック100g):カルシウム120mg
・木綿豆腐1/2丁(150g):カルシウム180mg
②ビタミンD摂取:魚(イワシ・さんま・鮭)/ きのこ(キクラゲ・椎茸)
ビタミンDは皮膚に対する日光の刺激で体内で作られるため、日光浴もオススメ。
1日10分程度でも散歩などで日光を浴びることが大事。
日焼け止めを塗ると効果がなくなるので注意!
顔に浴びなくても手の甲などでOKなので、顔は日焼け止めを塗って、
他の露出できる部分で日光を10分程度浴びてみてください。
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